動画編集ソフト「VideoStudio」。
リーズナブルで、かなり高度な編集が出来るので、特に習い始めの人や、動画編集で食っていくつもりは無いけどyoutubeなんかで定期的に動画をアップしたい、
というような人にはうってつけです。
ただ、高度なこと、複雑なことをしようとすると、時おり「バグ」が発生するのが玉に瑕。
その代表的なのが「音飛び」だ。
(厳密には音が飛ぶというより、その部分のコマが落ちてる「コマ落ち」の場合もある)
編集画面では、確かにちゃんと声も音もあっているのに
動画ファイルに変換したとたん、再生してみると
「どこかの音が飛んでる」とか
「声に変な雑音が入っている(前後とかぶってる)」
みたいな現象がおきる。
原因を確かめる手段として「動画を一旦オーディオファイル」で作ってみる。
1)オーディオファイルで問題なければ「原因1」
2)オーディオファイルでも問題があるなら「原因2」
原因1:サウンドファイルに複数加工している
原因は、音声ファイルやBGM、効果音など、サウンドファイルに「何かしら加工を入れた(音量を上げる、下げる、エフェクトをかける等々)」状態のものが複数存在することによる、「衝突」の可能性が高い(場合が多い)です。
編集画面で問題ないのに、動画ファイルにしたとたん、音が飛んだり、雑音が入るのは、音声に何かしら加工が入っている、そして複数使っている(複数加工している)場合、そういう症状がみられる。
解決策
解決策1:加工したサウンドそのものを、1つの「オーディオファイル」として生成し、それを編集画面に入れ替える
数が少ない場合は、こっちがオススメ。効果音や、ナレーションを別撮りして、ビデオスタジオに入れた時、音量を上げ下げしたり、エフェクトを加えたり、というのがあれば、それ自体を1つのオーディオファイルにして、「加工後のファイルを作る」。そして、それをプロジェクトの中に入れれば直ると思います。要は、編集画面の中で、あまりサウンドに加工を加えたものが存在しない方がいいのです。
ただしこのやり方だと、「長尺の動画(例:30分以上とか)」あるいは「加工したサウンドファイルを入れた箇所があまりに多い」場合には不向きです。そういう場合は↓↓↓
解決策2:オーディオファイル、あるいはAVIなど(MPEG4以外の動画ファイル)を作り、それを音声ファイルとして使用する
MPEG4で動画を作ると、何かしら、音が飛んだり、ノイズが入ったりするので、音だけのオーディオファイル、あるいは別の動画形式(AVIなど)でとりあえずもう1つ作る。こっちは、映像としては使わないので、何でもよい。MPEG4と音声変換との相性が悪いだけなので、別の形式で「音声だけちゃんと変換できてる動画ファイル」を1つ作る。
そしてこのファイルを、本編の音声と一式もろとも置き換えれば、OK。
原因2:編集ソフトの経年劣化(or動画をたくさん作ることによる酷使・消耗)
今まで大丈夫だったのに、最近急におかしくなった、という場合にはこちらのケースかなと。
自分の場合こちらでした。1年くらいしか使ってないのに、ある日、(mp4に変換した動画ファイルが)急に音が飛びやすくなる。原因を調べていたら、音が飛んだのではなく、「そのシーンのコマが落ちている」というもの。
何故わかったかというと、プロジェクトファイルと、変換した動画の「尺の長さが違っていた」から。
おかしいなと思って試しに、3分程度の動画を、まったく同じ素材で、別々のバージョンで作ってみた。
ビンゴだった。バージョンの新しい方は、音飛びが見られたけど、昔のバージョン(あまり使ってない方)は正常に動画ファイルが生成された。新しい方のバージョンは、おそらく、長尺の動画を量産したことで、酷使しすぎて、書き込みをするドライブか何かに損傷でも起きたのだろう。
解決策
音飛び(コマ落ち)が頻繁に起きるという方は、ビデオスタジオの買い替えをオススメします。
自分の場合、新しく買い替えたら直りました。
youtubeなどで、結構頻繁に動画編集をする人、あるいは比較的長尺(30分~1時間レベル)の動画を定期的に作るという人は、ソフト酷使による損傷の可能性も考えられます。