最近はwebサイトのSSL設定(いわゆるhttps化)は必須となっています。

通信を暗号化する仕組みなのですが
要するに「セキュリティ」のことです。

httpsになっているとアドレスバーには鍵マークがついたりすることからもわかりますね。

 

googleが「常時SSL」を推奨し、chromeでは未対応のサイトは強制警告を出し始めたことから、近年は急速にSSL化が進んでいます。

 

さて、そのSSL設定ですが、業者に頼むと、いくらくらいするのでしょうか。

少し調べたところ、意外に金額が出てこないんですよね。

てことで、自分の場合を例にあげて、紹介します。

 

1)当サイトからのHP受注は、SSL設定は無料(=制作費に含みます)

当サイトでは「HP制作費5万円+月々5000円」で承っております。

その場合、SSL設定費も含みますので、実質0円です。

※というか多くの業者は、今や「制作費に含む」パターンが多く、別途請求することは無い。
なぜなら今時SSLをしないとHPとして成り立たない「そういう時代」だから。

 

2)外部業者へ依頼する場合は「5万~10万」くらいが妥当

例えば、自社でHPを作ったものの、担当者が辞めたりして

外部に依頼せざるを得ない場合などありますよね。

その場合の相場はいくらくらいなのかというと、

一概に言えないので難しいところですが

個人的にはざっくり5万~10万くらいが妥当かなという気がしております。

2~3万円でやってくれるなら良心的。10万を超えるようなら、中身を一度検討した方がいいレベル、という感じです。

(ちなみにこの記事を書こうと思ったキッカケが「SSL化で30万の見積もりが来た」って人がいたので、さすがにボッタクリの可能性がある、ってことでちゃんと金額を示して内訳・内容と共に解説しようと思った次第です。)

 

なぜ「一概に言えない」かというと、

SSL設定の「証明書」を取得する際、「無料」と「有料(安いのもあれば高いのもありますが平均年間5万円)」があるからです。(もっと言えば、「何を使って作ったか」「どういう構造か」「何ページあるか」などによってもSSL化のやり方や値段は変わってきたりもするのですが、これを話し出すと議論が複雑になるので、単純化のため割愛)

そしてこれまた難しいのが「無料も有料も、暗号化の強度や機能に違いはないってことです。

 

 

 

 

違いはねえのかよ!!!

 

 

 

 

この説明をしだすと長くなるので、ひとまず費用について、結論だけ言います。

【無料SSLで設定した場合】⇒設定代行費用は5万円前後だ妥当だろう、と

【有料SSLで設定した場合】⇒  〃  10万円  〃

 

というのが、値段を検討する際の基準になります。

先述の通り、無料も有料も、機能に違いはありません。(ちなみに、違うのは「審査の厳しさ」)

なので、よほどの大企業や、重要かつ大きなお金などを扱う金融機関でない限り、ほとんどのサイトは無料SSL(Let’s Encrypt)を使っています。

逆に言うと無料でSSLを設定できるから、多くのサイトやブログ(個人店舗やクリニック、学習塾や、美容室など)で利用されているわけです。みんながみんな有料(年間数万円)を支払えるわけないですからね。

 


【有料と無料の違いは何?】~有料は審査基準が厳しい(=つまり「なりすまし」の防止)

さて、ここからは補足説明で「有料SSLと無料SSL」の違いについてざっくり説明します。

何度も言いますが有料も無料も「機能は同じ」です。

何が違うかというと

「有料は審査が厳しい」

「無料は審査ほぼ無し」って感じです。

 

わかりやすく具体例を。

当サイトは無料SSLを使っています。まあ、どこにでもあるようなhttps~ですね。

 

金融機関のサイトを見てみましょうか

 

なんか違うのわかりますか?

URLの前にビシっと公式マークみたいなのが貼ってありますね。

これ、ちゃんと審査を通った証なんです。

 

大企業や金融機関、有名商品サイトなどにとってはこの「公式マーク」が重要で、

「なりすまし」の防止になるんです。

twitterなんかでも有名人に「なりまます」人いますよね。

どれが本当のアカウントかわからない、みたいな。

 

webサイトは、店舗と違って、誰でもすぐに有名企業の「なりすましサイト」が作れてしまいます。

「どれが本当かわからない」じゃ企業にとっては死活問題です

なので、ちゃんと審査を通過した企業やサイトには、こういう「公式マーク」を付けることで

なりすましを防止しているんです。

他にも、SSL証明書を発行している「GMOグローバルサイン」さんも、当然ながら公式マークありますね

↓↓

かなり重要なお金のやりとりがあるサイトは、だいたい有料SSL設定をしています。

この「審査」の費用が年間平均5万円とかするので(それより安いのもありますが、もっと高いのもあります)、

有料SSLの場合は5万+作業費=10万くらいが妥当か?

という試算です。

ご参考ください。

 

※もっと詳しく知りたい方は「有料SSL」とか「サイトシール」などで検索すると、ちゃんとした解説サイトが沢山出てきます

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